このベタベタの正体はヤニ（木タール）です。
タールというと体に害があるのではと心配になりますが、植物由来の木タールと石炭由来のコールタールとは別の物質です。
香木は、樹脂が多いほど濃厚な香りを放つと言われています。
お線香を焚いたときも、香立にヤニが付きますが、煙の中にもヤニが含まれています。
流川香は樹脂から出るヤニと、煙に含まれるヤニの両方が香炉によって冷やされるため、ヤニがたくさん付着します。

流川香のお手入れはどうすればいい？

このベタベタが残ったままだと、煙がきれいに流れにくくなります。
流川香専用洗浄液「塗仏のなみだ」を香炉の煙が流れていく部分にスプレーしたあと、タオルで拭き取り、水洗いするだけでヤニが取れます。
香炉のヒダになっている部分や、頑固な汚れなどで取れにくいは、使い古しの歯ブラシなどでやさしくこすってください。
※ご使用の際は、ビニール手袋などをご使用ください。