【塗香】灯心草（とうしんそう）

灯心草とは

まだ電球がなかった時代、昔の人は油を入れたお皿の中に「灯心（とうしみ）」を浸しその先に火をつけてあかりをとっていました。

「とうしみ」というのはスポンジ状のやわらかい紐のようなもので油を吸い上げて火のもとへ伝える役割を果たします。
この火種の芯となる「とうしみ」の材料となるのが　灯心草　です。

「い草」は畳やゴザの材料としてご存じかと思います。
「い草」は日本の暮らしの中で重要な役割を果たしてきました。
和室のあの落ち着く香りも「い草」の香りのはたらきによるものです。

OIKAZE 灯心草は、香木や植物の原料を中心に、清涼感のあるスッキリとした香りを強調した塗香に仕上げました。
香木の持つ落ち着いた上品な甘みと「い草」のもつさわやかな香りをお楽しみください。